まとめ楽天証券米国株
楽天証券で米国株を買う前に知っておく10のルール——初心者が実際につまずいた順に
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私は2026年8月27日、元手17万円で米国株を始めた初日に約10万円を差金決済で止めました。原因は銘柄でも相場でもなく、口座の仕組みを知らなかったこと。同じ理由で止まる人を減らすために、つまずいた順に10のルールを並べました。各項目の詳細は個別記事にあります。
1. 売った代金は「受渡日」まで使えない
株を売っても、その代金が自由に使えるのは受渡日から。楽天証券の米国株は、米国約定日の翌国内営業日が国内約定日、そこから起算して3営業日目が受渡日です。日本時間の木曜夜に売ると、使えるのは翌週火曜。
→ 米国株の受渡日とは?売った代金がすぐ使えない理由と使える日の数え方
2. 同じ日に同じ銘柄を往復すると「差金決済」で資金が止まる
受渡前の資金で買い、同じ日に同じ銘柄を売ると差金決済に該当し、売却代金が受渡日まで拘束されます。法令(金商法161条の2に基づく内閣府令第10条)に基づく制限で、どの証券会社でも同じ考え方です。
→ 差金決済とは?楽天証券の米国株で約10万円が使えなくなった実体験と回避法
3. 円貨決済には1ドル25銭の為替手数料がかかる
「為替手数料0円」はリアルタイム為替取引の話。米国株を円のまま売買する円貨決済では、買いも売りも1米ドルあたり25銭かかり、レートは翌国内営業日11時頃に決まります。外貨決済なら0円。
→ 円貨決済と外貨決済の違い——為替手数料25銭の正体と、どちらを選ぶべきか
4. 逆指値は使える。ただし執行後は翌日に残らない
損切りを自動化する逆指値は使えます。有効期間は当日中か最長90日の期間指定。ただし期間指定でも一度執行されると「本日中」扱いになり翌日に繰り越されません。逆指値⇔成行・指値の訂正も不可。
→ 楽天証券の米国株で逆指値を使う方法——有効期間90日・執行後の注意点
5. 取引時間は日本時間の夜。夏と冬で1時間ずれる
レギュラー取引は夏時間22:30〜翌5:00、標準時23:30〜翌6:00。プレ・アフターを含めると夕方から朝まで。円貨決済は16:00〜17:15に注文を出せません。
6. 出金余力は「本日以降の預り金の最小値」
預り金に金額が見えても、出金できるとは限りません。出金余力は本日以降の預り金の最小値で決まり、受渡前の売却代金・自動出金予定・出金予約・拘束金は除かれます。らくらく出金は受渡日以降・0:05〜23:55。
7. 楽天FXへの証拠金振替も、同じ「最小値」で決まる
FXに資金を回すときの振替可能額=出金余力。受渡前の売却代金は振り替えられず、自動出金を設定していると夜の振替は0円になりがちです。楽天銀行からFXへ直接リアルタイム入金する手もあります。
→ 楽天FXに証拠金を振り替えられない——「純資産額0円」の原因
8. 手数料は往復で約1.3%(円貨決済の場合)
取引手数料0.495%(上限22ドル)×2+為替手数料25銭×2。1,000ドルの往復で約2,000円。短期売買を繰り返すほど効きます。手数料0円のアプリもありますが、逆指値がないなど別の制約があります。
→ Woodstockとは?手数料0・200円から買える米国株アプリの仕組みと注意点
9. 口座が「ロック」されると、入金は通るのに注文だけ拒否される
解約手続き中・住所変更未届・自分で設定したロックなどで取引制限がかかります。入金や残高照会は正常なのに注文だけ弾かれるのが特徴。解除にはサポートへの連絡が必要です。
→ 証券口座が「ロックされています」で注文できない時の原因5つと対処法
10. 「解約申込」を押した瞬間に全取引が止まる
楽天証券は解約申込のクリック時点で全取引に制限、約7営業日でログイン不可。残高0円・注文取消が前提。迷っているなら解約しない方が安全です。
最初の1週間で守ること
最低限これだけ 1. 同じ銘柄を同じ日に買い直さない 2. 来週使うお金は水曜までに売る 3. 買った翌営業日の朝に逆指値を入れる 4. 短期で回すなら外貨決済 5. 解約ボタンは押さない
この5つを守るだけで、私が初日に踏んだ地雷はすべて避けられます。
次に読む(10のルールの先にあるつまずき)
- 注文が約定しない・「失効」になる理由——有効期間、プレマーケットの引き継ぎ、値幅制限
- 米国株は1株から買える——注文の上限、成行で拘束される金額、入金の反映時間
- マネーブリッジの自動入出金(スイープ)とは——自動出金の落とし穴と留め置き金額
- NISAで米国株を買う——成長投資枠の条件、手数料0円の範囲、配当の米国源泉10%
- 米国株の配当にかかる税金——二重課税と外国税額控除
- SBI証券と楽天証券、米国株はどこが違う?
- 「差金決済取引(CFD)」は現物株と何が違うのか——TOSSYを例に
- 米国株手数料を実際に計算する——1,000ドルの往復はいくらか
- 米株積立の仕組み——3,000円から、18時に注文作成
- 特定口座と一般口座、米国株ではどう違う——為替差益と確定申告
- ID・パスワード・登録電話番号を全部失った口座の復旧手順(5社比較)
出典を見る
各ルールの出典は、リンク先の個別記事末尾に記載しています。主な一次資料:楽天証券「米国株式 取引ルール」(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/us/stock/rule/ground_rules.html)、同「差金決済取引について」(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/us/stock/rule/net_settlement_trade.html)、同「逆指値注文」(https://www.rakuten-sec.co.jp/smartphone/us/stock/rule/stop_limit.html)、同「らくらく出金」(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/bank/rakuraku-out/)、同「口座解約について」(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/help/account_closure/)。