受渡日楽天証券米国株
米国株の受渡日とは?売った代金がすぐ使えない・出金できない理由と使える日の数え方(楽天証券)
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「売ったのにお金が使えない」の正体
米国株を売ったのに、買付可能額も出金余力も増えない。預り金の「本日」タブを見ると0円。こういう画面を見ると、お金が消えたように感じます。
原因は受渡日という仕組みです。株の売買は「約定した日」と「お金と株が実際に動く日」がずれています。売却代金が本当に自由になるのは、後者の受渡日です。
つまずき 木曜の夜に米国株を売り、翌日の朝に出金しようとしたら出金余力が0円だった。差金決済の制限と重なって、使えるお金が3分の1近くまで減ったように見えた。
楽天証券の米国株の受渡日の数え方
楽天証券の公式ルールでは、次の2段階で決まります。
- 国内約定日:米国市場で約定した日の翌国内営業日
- 国内受渡日:国内約定日から起算して3営業日目
「起算して3営業日目」は、国内約定日を1日目と数えて3日目、という意味です。国内約定日がT日なら受渡日はT+2営業日です。
具体例(日本時間)
| 売却した日時(日本時間) | 米国市場の約定日 | 国内約定日 | 国内受渡日 |
|---|---|---|---|
| 月曜 23:00 | 月曜 | 火曜 | 木曜 |
| 木曜 23:00 | 木曜 | 金曜 | 翌週火曜 |
| 金曜 23:00 | 金曜 | 翌週月曜 | 翌週水曜 |
米国と日本の祝日が間に入ると、さらにずれます。楽天証券の「取引カレンダー」で確認するのが確実です。
米国のT+1と楽天のT+2
2024年5月28日に米国市場の決済期間はT+1に短縮されました。しかし楽天証券は、国内受渡日を「国内約定日から起算して3営業日目」のまま据え置いています。米国のニュースを見て「翌日には使えるはず」と思うと、ここでつまずきます。
売却代金が「使える」タイミングは3種類ある
売却代金は、用途によって使えるようになる日が違います。
| 用途 | 円貨決済で売った場合 | 外貨決済(米ドル)で売った場合 |
|---|---|---|
| 同じ銘柄を買い直す | 受渡日まで不可(差金決済) | 受渡日まで不可(差金決済) |
| 別の銘柄を買う | 受渡日まで不可 | 同一受渡日でも可 |
| 出金する | 受渡日の0:05以降(らくらく出金) | 受渡日以降 |
ポイントは、円貨決済の売却代金は「別銘柄」の買付にも使えないこと。外貨決済ならドルのまま次の買付に回せますが、円貨決済は一度受渡を待つ必要があります。
補足 楽天証券の「買付可能額」画面は「本日/翌営業日/翌々営業日/3営業日先…」と日付ごとに預り金を表示します。売却代金は受渡日のタブに載ります。「本日」が0円でも、受渡日のタブを開くと金額が出ているはずです。
出金できるようになる日
らくらく出金(楽天銀行への即時出金)は受渡日基準です。楽天証券の公式例では「木曜約定→月曜受渡→月曜0:05から出金可能」となっています。
- らくらく出金:楽天銀行向け、0:05〜23:55、手数料無料、即日反映(混雑時は翌営業日)。マネーブリッジの設定が必要
- 通常出金:営業日15:50(画面によっては15:30の表記あり)までの指示で翌営業日振込。当日出金は不可
マネーブリッジの「自動出金(スイープ)」を設定している場合は、毎営業日夜間(21:00以降)に預り金が楽天銀行へ自動で戻ります。未受渡の売却代金や拘束金は対象外で、受渡が済んだ後に自動出金されます。
回避法・付き合い方
回避法 1. 「いつ使えるか」は約定日ではなく受渡日で考える。 木曜夜の売却なら翌週火曜、と最初から見込む。 2. 来週使う予定のお金は、前の週の水曜までに売っておく。 木・金に売ると週をまたぐ。 3. 回転させたいなら外貨決済。 ドルのまま次の銘柄に回せる。ただし為替の管理は自分でする。 4. 「本日」タブで慌てない。 受渡日のタブを確認する。
まとめ
- 売却代金が自由になるのは受渡日。楽天証券の米国株は国内約定日から起算して3営業日目
- 国内約定日は米国市場約定日の翌国内営業日なので、日本時間の夜に売った場合は翌日が国内約定日
- 円貨決済の売却代金は受渡日まで別銘柄の買付にも使えない。外貨決済なら別銘柄には使える
- 出金は受渡日の0:05以降(らくらく出金)
- 米国はT+1だが楽天の国内受渡はT+2のまま
出典を見る(7件)
- 楽天証券「米国株式 取引ルール(約定日・受渡日)」 — https://www.rakuten-sec.co.jp/web/us/stock/rule/ground_rules.html
- 楽天証券「米国株式の決済期間短縮(T+1)に関するお知らせ」 — https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20240517-02.html
- 楽天証券「米国株式 売却代金の買付余力への反映」 — https://www.rakuten-sec.co.jp/smartphone/us/stock/rule/surfing.html
- 楽天証券「らくらく出金」 — https://www.rakuten-sec.co.jp/web/bank/rakuraku-out/
- 楽天証券「出金について」 — https://www.rakuten-sec.co.jp/web/service/pay/disbursement.html
- 楽天証券「自動出金(自動スイープ)」 — https://www.rakuten-sec.co.jp/web/bank/auto-sweep/
- 楽天証券「米国株式 差金決済取引について」 — https://www.rakuten-sec.co.jp/web/us/stock/rule/net_settlement_trade.html
よくある質問
米国はT+1になったと聞きましたが、楽天証券もT+1ですか?
米国市場の決済は2024年5月28日からT+1に短縮されましたが、楽天証券の国内受渡日は国内約定日から起算して3営業日目(T+2)のまま変更されていません。
売却代金はいつ出金できますか?
らくらく出金は受渡日基準です。楽天証券の例では、木曜約定→月曜受渡の場合、月曜の0:05から出金できます。
外貨決済なら売却代金をすぐ使えますか?
外貨決済(米ドル)の売却代金は、同一受渡日の別銘柄の買付には使えます。ただし同じ銘柄の再買付は差金決済に当たるため使えません。